第1回 タービュランス空気清浄機TB-201/カンキョー

家電ニュースポータル「快適家電Life」の新コーナーとして注目製品のメーカーを直撃インタビューする「家電突撃インタビュー」が新設されました。記念すべき第1回は当サイト編集長の木下もヘビーユーザーであるカンキョーのタービュランス空気清浄機にスポットを当てました。カンキョーEC事業部の酒井様へのインタビューを毎月1回の連載とし、快適家電Lifeレポーターの石丸がお届けします。

Q1. カンキョーとは?

弊社は主に空気清浄機や除湿機を製造・販売している横浜の家電メーカーです。家庭用が中心ですが、新幹線の空気清浄システムなどのプロ仕様・業務用製品も手掛けています。

また、砂漠緑化や世界規模での水不足対策として、空気中から水を作り出す独自技術『FUNNEL』の実用開発も進めています。20人規模のベンチャーですが、ホンモノ志向・オンリーワンの技術力には自信があります。

2010年11月に伊勢佐木町より日本大通りへ移転
手作りのデスクも並ぶ新社屋はまるでサロン!


Q2. タービュランス空気清浄機シリーズの開発経緯は?

カンキョーEC事業部 酒井様

『コンパクトで高性能な空気清浄機』の潜在的なニーズを強く感じたのが、タービュランス空気清浄機の開発のきっかけでした。

多くの空気清浄機は、『ファン』と『フィルター』の組み合わせになっています。静止したフィルターに汚れた空気を通してキレイにするわけですが、この基本的な清浄機構はイギリス産業革命の頃の集塵機から大きくは変わっていないと言われています。

『ファン』と『フィルター』の組み合わせは、大型で強力な空気清浄機を作るのには向いていますが、コンパクトで高性能な空気清浄機を作るのは難しいという傾向があります。そこで『コンパクトで高性能が実現できる、全く新しい次世代の空気清浄エンジンを創ろう!』と、研究・開発を始めたのです。ここから7年もの歳月をかけて、次世代の空気清浄エンジン『HRF』を搭載した世界初の空気清浄機“タービュランス”が誕生しました。


Q3. 空気清浄機の普及度や市場性は?

空気清浄機の普及率は世帯ベースで40%近いと言われており、年間で約200万台もの空気清浄機が販売されています。実は、結構たくさんの人が普通に使っている家電なんですよ。最近では、一家に1台から『一部屋に1台』という家電になってきましたね。私も自宅では3台使っています。


Q4. タービュランス空気清浄機TB-201のこだわりのポイントは?

『コンパクトで高性能』はもちろんですが、他にはない卓越性として、『インスタントクリーニング機構』と『バージョンアップシステム』が挙げられます。どちらも、タービュランス独自のこだわりポイントです。

人気のチタンシルバーモデル
こちらはもしや新色モデルの試作品?

『インスタントクリーニング機構』は、空気清浄機の内部汚染対策が簡単にできるというものです。HRFは数秒で取り外しが出来るように設計されていて、取り外すと内部の『空気の通り道』が簡単に清掃できるようになっています。また、HRFを定期的に交換すれば、これまで困難だった『汚れたファン』の交換も同時にできるようになっています。

空気清浄機も内部が汚れてくると、空気清浄機自体がイヤなニオイの発生源になってしまいます。空気清浄機は空気をキレイにする『衛生管理機器』ですよね。『空気清浄機自体がクリーンでなければ、キレイな空気は作れない』というのが、弊社の一貫した考え方なんですよ。

『バージョンアップシステム』は、HRFの定期的な交換を続けるだけでタービュランスの性能が向上していくというものです。よりよい機能性素材が開発できた際は、すぐに採用してHRFを進化させていきます。HRF交換の際、新しいバージョンのHRFに交換すれば、最新の機能性素材が使われた空気清浄機にバージョンアップできるという仕組みです。

弊社は汚染物質を取りながら汚れていくフィルターを5年も10年も使い続けるのは、かえって不衛生と考えています。HRFの推奨交換時期は2~3年と、最近の空気清浄機としては若干短めに設定していますが、この交換がただの“負担”ではなく、タービュランスの性能を最適・最新に保つための“仕組み”になっているのが、他にはない大きな特徴ですね。


Q5. HRFとは?

世界初の構造を持った革新的なフィルター

『ハイブリッド・ロータリー・フィルター』の略です。これは、簡単に言うとフィルターを“ファン”の形に成型したものです。つまり、フィルターで“ファン”を作ったということです。HRFは、フィルターとファンの役目を同時に果す『高速回転フィルター』ということですね。

実は、これは流体力学の専門家からも『実現できるわけがない』という意見が出ていたほど、難しいチャレンジだったんです。この技術で、国内だけでなく海外でも特許を取得しました。